これといって特徴がないように見えますが、このサイズで前面にも後ろ面にも『革の切り替えがなく』革ワンパーツで制作しています。
革がドーンと見える事が唯一のデザインであり、大きな革を愛でる楽しみを味わっていける作品になっています。
本体の革は素上げの状態で軽くもみ加工を施し、しなやかにしてオイルを含ませています。 ベジタブルタンニン鞣しの特徴である『コシの強さ』が絶妙でショルダーバッグとして歩く度にキュッと身体にフィットする仕上がりを求めて、こちらの革を採用しました。
この革に出会って完成形に近付いた作品です。
もっともっと革について語りたいのですが、使って半年後くらいに『あ、やっぱりこの革とこのバッグの相性すごくこだわってるな』と思って頂けたら本望です。 ガンガン使ってください!
ショルダー部分の革は3.5mm厚という厚口の栃木レザーで、こちらも1本まったく切り替えなしで制作しています。 ナイロンテープ(シートベルトのようなもの)や綿ショルダーや合成皮革を使わずに、栃木レザー1本です。
ファスナーは日本最高峰のエクセラを採用して金具は真鍮鋳物にあえてガラ消しニッケルのメッキを施してシルバーに統一しています。